・・・9月29日(いよいよ今日は手術です)・・・
 今朝は5時30分に起きてこの日記を書いています。昨夜は安定剤のおかげで途中目覚めることなくぐっすり眠れました。(^^) が、寝掛けに左手に打った筋肉注射(ホルモン剤)は本当に痛かったです。さて、今日はいよいよ手術です。これでパソコンともしばしお別れですね。手術に関する感想はリカバリー室から戻って、体調が回復し次第書くことにします。では、頑張ってきます。(^^)/

 さて、私は7時30分にはすでにリカバリー室の前のストレッチャーに乗り込みスタンバイしておりました。スタンバイと言っても、T字帯と病院指定の和式寝巻に身を包み、ただストレッチャー台に寝ていただけなのですが、その間、昨夜にも痛い思いをした筋肉注射を1本(これは沈静効果と少量の麻酔効果があるものだそうです。)を右手に打ち、8時頃には手術部へ向かいました。
 まず最初に手術部看護婦に私の乗ったストレッチャーが受け渡され、寝巻をはずして、すぐに身体は温めた手術室に入ると多数の麻酔医の先生方が待機していらっしゃいまして、まず最初に手術台に移動、そして、血圧計を巻き、心電図の電極をつけました。その後、右手首あたりに点滴をとるための鍼が非常に痛かったのを覚えておりますが、その後徐々に静脈麻酔薬が効いてきたのか、意識は無くなっていきました。
 もちろん意識が戻ったのは、手術が終わってからでしたが、麻酔が切れた時は本当に最悪でした。とにかく吐き気がすごく(と言っても何も食べていなかったので出るものはなかったのですが)、その時思ったことは「これから手術だったらどうしよう・・・」でした。もちろんそれは手術後だというのは、後でわかってほっとしたのですが。。。「私の吐き気の原因は、鼻から胃にかけて入れていた管のせいではないか」と先生がおっしゃっていましたが、これは個人差があるようですね。ちなみに、私が事前に手術をしたお二人に聞いたところでは、ひどい吐き気のようなものは無かったとのことでした。藤巻先生のお話では、手術は早く終わったとのことでしたが、その後、もともと低血圧の私の血圧がかなり下がってしまったようで、急遽、自己血採血時に採った時のものを輸血をしたそうです。術後これらの処置があり、リカバリー室に戻ってきたのは1時50分頃だったと後で母に聞きました。しかし、リカバリー室に戻ってからも最悪で、(^^; 熱が40度もあったせいか、頭はもうろうとし、もちろん頭に激し痛みを感じ、喉はカラカラなのに水が飲めないということで大変苦しんでおりました。ちなみに、術後はほとんどの患者さんは高熱になるそうです。リカバリー室で色々な人が私に声をかけてくれたそうですが、ほとんど返事が出来ない状態でした。後で聞いたところでは、「苦しい〜」とか「うるさい!」とか言っていたようですが。(ちなみに「うるさい!」は母に言っていたようです。(^^;)その時は本当に返事をするのが辛くて、大きな声はすべて耳障りに感じました。手術日直前まで読んでいた「逆境がプラスに変わる考え方」の中で、斎藤茂太が「人に気を遣うなどということは病人にとって相当な負担になってくる。」というのを身を持って感じた時でしたね。 さて、リカバリー室では消灯が無いことから、ずっと明るくて全く眠れなく、30分毎に看護室の時計を眺めたり、看護婦さんに時間を聞いたりしていました。とにかく早く明日になってお水が飲みたい、その一心でしたから。(^^;時間はさだかでは無いのですが、夜半に、氷をしゃぶらせてもらえた時の幸せは、今でもはっきりと覚えております。きっと明日は、もっと良くなっているだろうという予感もありましたね。