・・・10月12日(誕生日・聴力検査・退院)・・・
 大安、そして誕生日の日に退院できるというのは、何かできすぎたドラマのようですね。退院当日の今朝も4時頃には目が覚めてしまい、通いなれた配膳室で最後のお勤めをしていると、あっという間に起床の時間になってしまいました。(^^;さて、今日は朝食中に教授回診があり、そして、最後の採血がありました。10時頃には耳鼻咽喉科から聴力検査に呼ばれ、検査の結果、異常無しとわかりほっとしたところです。これで主だった検査はすべて終了し、次はいよいよ会計です。私の入院期間は9月16日から10月12日迄の27日間です。社会保険に加入しておりましたので、自己負担額は2割、合計207,170円かかりました。ちなみに私の場合、入院中、歯科口腔外科にかかってしまったり、体調不良で手術を延期していることもありますので、従来よりは費用がかかっていることと思います。この金額はあくまでも参考程度にお考えください。 さて、私の顔の左側の麻痺の症状についてですが、これは遅発性麻痺というもので、手術後、約1週間位してから出てくるものだそうです。実際に、前回同じ手術をされた方で、その方も遅発性麻痺が確認され、その方は私よりも麻痺の症状が強く出たとのことでした。麻痺の症状には個人差がありますし、それを文章で表現するのは非常に難しいですね。。。ちなみに私の症状は、食事中に食べていたものがポロポロとこぼれたり、飲み物などの液体では、左側のしまりが悪いため、口から漏れてしまいます。もちろん、笑う時も右側だけが良く動いてしまい、ひきつったような顔になってしまうのは、実際に鏡で見て見るとちょっと恐いです。もちろん、ある程度の麻痺については、手術前に藤巻先生からお話を伺っていたので、覚悟はしていたのですが、、、やはり辛いですね。これらは、約1ヶ月から2ヶ月ほどで90%程度元の感覚に戻るそうで、実際に100%になるには約半年位かかるといわれています。しばらくはクールな表情をキープすることと、リハビリの顔面マッサージをしながら、気長にこの症状が緩和されるのを待つことにします。 さて、12日の朝から目パッチによる左頬の皮膚の炎症(かぶれ?)が気になりはじめたことを看護婦さんに相談したところ、先生からの指示で今日からザーネ軟膏を患部につけるようになりました。やはりこのあたりは皮膚が敏感なのでしょうか、、、現在は、なるべくこの部分に目パッチのテープが重ならないようハサミでカットして工夫しています。 そして、次回外来の予定は1週間後の19日の月曜日と決まり、受持医のI先生からは、大量の薬、入院証明書(診断書)、退院療養計画書をいただき、先生からの退院後の療養上の留意点には「眼(角膜)の保護に留意してください」と書かれていました。 さて、今日は退院ということで、午後2時頃に親友が迎えてきてくれました。そして、すべての片付けを済ませ、午後3時頃には病院を後にしたのですが、術後初めて公の交通機関(バス、電車)を利用したことで、いつもより早く疲労が出てしまいまい、これは私にとってかなりの荒治療となってしまいました。左頬の炎症を気にしながらも、アイカバーをし、目が疲れてしまった時には目パッチに切り替え、目が乾燥しないようにまめに点眼液をさしていたのですが、徐々に目は充血しはじめ、痛みを感じるようになってしまいました。途中、何度も休憩することで、何とかその場をしのぐことはできたのですが、夜には病院に戻ろうかと思うくらいに目が痛くなってしまったのです。。。(昨夜中に日記がアップできなかったのはこれが原因です。)