・・・CTスキャン・・・
 CTスキャンは、1972年英国の Hounsfield が発表したものですが、コンピュータ断層撮影(Computerized Tomography)といって、初めて頭蓋骨を切らずに脳の内部の形を見ることができるようになりました。それまでのX線写真では、骨のようすがよくわかりましたが脳の中の構造や病変部を映しだすことはできませんでした。CTスキャンによると、人体組織の放射線の吸収度の違いをコンピュータで分析することにより、脳の構造を細かく断面として映しだすことができます。
参考文献:「やさしい脳神経外科の話」平塚秀雄