・・・まえがき・・・
 10年位前からでしょうか、突然私の左頬の痙攣がはじまりました。その原因は私の神経質な性格からなるもの、もしくはストレスからなるものだとずっと思っていました。と言うのも、その当時の診察では、「チック」と診断され、治療方法は精神安定剤を飲んでその場をしのぐということしか方法がありませんでした。
 「これは癖みたいなものだからしょうがないんだ・・・」と半ば諦め、末永くこの痙攣と付き合っていこうと思っていたのが、今年(1998年)になってから、この痙攣が顔面痙攣という病気だとわかったのです。そして、嬉しいことにこの痙攣は手術をすることでほとんど治るということもわかりました。その後は「すぐに治したい!」それしか考えられなくなり、まず最初に文献調査、そして数少ないキーワードからインターネットによる情報検索・収集を試み、その中で素晴らしい先生に出会い、手術をすることに決めました。
 顔面痙攣は、生死にかかわる重大な病気として扱われないことから、全身麻酔や様々なリスクを背負ってまで手術をしなくても・・・と思われる方も多いことでしょう。しかし、この症状が原因で知らず知らずのうちに、ひきこもりがちになられたり、対人恐怖症になられている方も多いかと思います。そのような中で、患者としての私の経験が参考になるのではと考え、このホームページを作ることにしました。
 仕事柄コンピュータを10年以上使っておりますが、今回ほどコンピュータを使っていて良かったと思えたことはありません。そして、今という時代に生まれたことに大変感謝しています。インターネットを通じて現在も同じ症状でお悩みの方々に、私のサイトが少しでもお役に立てれば幸いです。(^^)
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1998年 9月12日